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こんな時どうする?困った時はこちら!

困った時

困った時の対処方法

01.枯れてしまった

01-1.植えてから広がる途中で枯れてしまった

【ケース①:水不足による疑い】

・植付から間もない初期に枯れる原因の一番は水不足が疑われます。

植える前に緑色だった苗が白っぽくなり葉がよれていませんか?水不足の症状ですのですぐに水をやって様子を見てください。回復すると思います。もし、葉が茶色になるまで放置してしまった場合、一芽でも緑が残っていればそこから回復可能ですので大事に水やりして回復を待ってください。
ポット苗の植え付けが浅い場合や、根が植穴に密着していない場合なども根が乾燥してしまい枯れる原因になりますのでご注意下さい。

 

【ケース②:除草剤の残効による影響】

・植える前の事前除草で残効性の強い除草剤を使いませんでしたか?

半年も除草剤の効果が持続する薬剤もあります。新規に造成した訳でもないのに植える前に草が全く生えていなかった土も、除草剤の効果が土壌に残っていることが疑われます。残効が切れるのを待って植えなおしが必要と思われます。

 


01-2.被覆途中~全面被覆してからの枯れ

・生育期である、初夏から晩夏にかけてクラピアが枯れだした場合、以下①②のケースが考えらえます。

 

【ケース①:水分過多による病気の影響】

↑菌の影響が出ているクラピアの様子。右は枯れた箇所を拡大した画像です。

 

地中の水分が多いと地中の菌が増殖し、根が弱って病気に掛かり、水分を茎葉に運べなくなってしまうことで地表部が枯れてしまいます。
この場合は「殺菌剤」を散布し、菌の密度を下げることで病気の広がりを止めることができます。

 

《対処方法》

土の表面10cm位まで浸透するように殺菌剤を散布することで菌が減り、病気の広がりが止まります。「リゾレックス水和剤」か、「モンカットフロアブル水和剤」いずれかの散布をお勧めします。ラベルに記載された樹木類の散布方法、回数に従って散布してください。
上を歩いているうちに、靴底などに菌が付着し、あちこちに運ばれている可能性がありますので、症状が出ている箇所だけでなく、周辺含めて植栽地全体に散布してください。

 

※リゾレックス水和剤と、モンカットフロアブル水和剤は、それぞれ効果のある菌の種類が異なります。その菌が影響しているのか特定が難しい為、いずれか一方を散布しても症状が拡大するようであればもう一方の薬剤を散布してみて下さい。効果があればそれ以上広がりません。

 

枯れた部分の復活は難しく色も戻りませんが、病気が収まると生育旺盛なクラピアは周辺から枯れた場所を覆っていきますので、次第にグリーンカーペットに戻ります。

尚、殺菌剤で菌の密度を下げることは出来てもゼロにはなりません。
直植えの場合は、再発を防ぐために、殺菌剤の散布と合わせて、枯れた場所のクラピアと表土5cm程度の深さの土を除去し、新しい土に入替えることも効果的です。
※入れ替える土は、市販されている花用の園芸用土か、菌が発生しにくい川砂を混ぜた土をご使用下さい。

クラピア用防草シートを使用している場合、土の入替は難しいため、殺菌剤を散布し、症状の広がりが止まったことを確認した後で「エアレーション」を行って頂くと水はけが改善し、根が健全になることで周辺の生育が旺盛に進みます。

 

▽エアレーションの方法はこちら
https://kurapiajapan.com/information/aeration/

 

一度発症した場所は翌年に再発の可能性がありますので、梅雨前に事前に殺菌剤を散布頂き、エアレーションで根を健全に保って頂くことも病気の発生回避に効果的です。

病気の発生を回避し、美しいクラピアのお庭を楽しむためには、事前の土づくりや、クラピアの生長に合わせたお世話も重要なポイントです。
水のやりすぎは根を痛め病気の原因になり、肥料のやりすぎも過剰繁茂になり蒸れてしまって病気の原因にもなりますのでご注意下さい。

 

植え付けの前に排水の良い土壌に改良することはもちろん、生長して伸びたクラピアの定期的な刈込みで風通しも良くなり、エアレーションなどのお世話をする事で根を健全に保つことができます。

 

【ケース②:害虫(幼虫)による影響】

地中の幼虫がクラピアの根を食べてしまい、水分が茎葉に運ばれず枯れてしまう事があります。
この場合は周辺に広がっていくことはありませんが、地中で幼虫が影響している場所が点在しているとあちこちに枯れや黄変の症状が出る場合もあります。

 

《対処方法》
まずは見極め方ですが、枯れているクラピアの下を掘って頂くと、幼虫が出てきます。
コガネムシなどに代表される幼虫が見つかった場合はクラピアの根を食べることがありますので、クラピアに影響のない薬剤を使用して駆除します。

 

▽「オルトラン」という薬剤で効果が確認されたというクラピアユーザー様がおられますのでご参考下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=qMuUgXeC7oo

 

【ケース③:休眠期の冬枯れ】

・クラピアは多年草植物ですが常緑ではありませんので、平均気温が10 以下になると生長が止まり、徐々に紅葉して休眠に向かいます。
秋から冬にかけて、気温が下がって紅葉の後に枯れた場合は、クラピアが休眠期に入り冬枯れした状態です。翌春の萌芽をお待ちください。

 

▽休眠についての記事はこちら
https://kurapiajapan.com/information/autumnwinter/

 

02.クラピアが広がらない・生育が遅い

02-1.植えてから広がるのが遅い

【ケース①:肥料不足】

・苗がヒトデ状に広がっていませんか?

植え付けたクラピアが広がらない場合、原因として一番多いのが「肥料不足」です。植え付けの時に元肥を使用していない方は先ずは追肥して生育を促してください。

 

《対処方法》
クラピア推奨「有機一発肥料」を植付たクラピアの上から撒いて下さい。葉の上に乗った肥料をそのままにすると肥料やけを起こす場合がありあすので、ほうき等で払って地面に落としてください。

▽クラピア推奨「有機一発肥料」の施肥量は商品ページをご参考下さい
https://kurapiajapan-shop.com/?pid=148804497

 

※施肥量は肥料によって異なります。他の肥料を使用の場合は各商品の表示をご確認下さい。

 

追肥をすると、休眠期以外であれば再び広がり出します。
土壌が砂地の場合は水分と一緒に肥料分も流れやすいため、肥料切れを起こしやすくなります。植栽前に土壌改良頂くことを推奨しておりますが、被覆途中であれば周辺を可能な範囲で改良すると被覆も進み、毎年美しいクラピアを楽しむ事ができます。

 

【ケース②:水のやりすぎ】

・肥料不足の次に多いのが「水のやりすぎ」です。植えてから毎日水やりしていませんか?

植え付け当日にたっぷりと水やりを行って頂いた後は、砂質土壌でない限り、水やりは土が乾いたなと思う時点で行う程度で生育できます。水はけの良い土壌で毎日お水をあげているとかえってクラピアにとってストレスになり、生育も悪くなります。

植え付けてから2週間程度は土の中が少し湿った状態が理想ですが、根が伸びてクラピアの地上部が広がり出した後は自然の雨に任せて水やりは控えて下さい。

水をやりすぎると、クラピアの葉色が紫色がかる事があります。この場合も先ずは水やりをやめて様子を見てあげて下さい。

 

【ケース③:水はけの悪い土壌】

・地面がいつもジメジメしていませんか?土壌の水はけが悪い為にクラピアがストレスを受けて生育が遅くなっていると考えられます。クラピアの葉が紫色が刈っていませんか。土壌団粒化剤を使う、エアレーションして砂を入れる、など水はけを良くする対策をすれば回復する可能性があります。

 

【ケース④:日照不足】

・日照不足が疑われます。草丈が高く、葉が大きくなっていませんか?日照はありますか?最低3時間の日照(直達光)が必要です。

 

【ケース⑤:気温の低下】

・気温が下がってきていませんか?クラピアは冬の休眠期前に活動が遅くなります。翌春、再び広がりだすのを待ってください。

 


02-2.春の萌芽が遅い

・例年より寒い冬ではありませんでしたか?寒さだけでなく、雨や雪が少なく乾燥した冬だった場合も翌春の萌芽が遅くなる傾向があります。

・例年より春の気温の上り方が遅くありませんか?クラピアは日平均気温が15度前後になると萌芽が始まります。

 

03.葉の色が悪い

03-1. 荷受け時点で葉が黄色がかっている

・箱の中で苗が黄色くなるのは、夏季の輸送で出荷から到着まで中一日かかるエリアの場合や、不在配達・再配達により受け取り日が遅くなった場合などにまれにおこる現象です。光が当たらない箱の中でも夏季にクラピアは生長する為におこる現象で、植えてあげれば10日前後で緑に回復しますので心配ありません。

 


03-2. 広がってから葉の色が薄くなったり、白っぽくなって萎れた状態になる

・夏場に砂質土で雨が全く降らない場合にまれに起こることがあります。水をやれば回復します。

03-3. 葉の色が黒っぽくなってきた。

・クラピアK7は他の品種と異なり、もともと葉の色が濃い緑色です。休眠期初期に葉色が変わりだす時期に、黒っぽく見えることがあります。

04.クラピアが木質化している

・一度もクラピアを刈ったことが無いと、茎の分岐が進みずらく、1本の茎が長くなり、その結果、茎が木質化することがあります。

・雨が当たらないような場所にクラピアを植え、ドリップ潅水で水やりしていませんか?雨が当たらず、土が乾燥している為、ドリップチューブで水がもらえる所だけが生育します。茎の分枝が進まず、木質化します。

05.花が咲かない

・日照不足が原因と思われます。日当たりの良くない場所ではクラピアは花を咲かせません。

・K7は5月ごろ花が咲き始め、8月後半から花が少なくなり始めます。

・肥料をやり過ぎて過繁茂状態になっていませんか?クラピアは窒素系肥料が多いと栄養繁殖に傾き、花が咲かなくなります。

06.生育が旺盛すぎて困っている。どうしたらいい?

・もともと肥沃な土地なのだと思います。被覆後の施肥は行わないでください。伸びたら刈るを繰り返していますと、肥料分を消耗し、生育が落ち着いてきます。

07.クラピアの草丈が20cmにもなってしまった。どうして?どうしたらいいですか?

・梅雨時期、秋雨の時期、春から秋の温暖な季節に雨が連日降り続いていると、日照が不足し、クラピアの草丈が20cm程度まで高くなることがあります。肥沃な黒土、肥料が多い土地で起こりやすくなります。粗放管理で刈込をしない場合に起こることがあります。葉が健全な状態であれば、単純に日照不足による症状です。雨が多く蒸れやすくなっていますので、地上から3~5cmくらいの高さで刈ってください。クラピアは1カ月ほどで再び被覆します。目安として関東の9月中旬までを最後の刈込のタイミングとしてください。それより遅く刈ると、休眠までに全面被覆しない場合があります。

08.病気のようだ

08-1. 休眠期でもないのに茎葉が枯れる。

・枯れる時期ではない晩春~早秋にかけて部分的に枯れ始めた場合は病気を疑ってください。写真を撮って購入した店にお問い合わせください。病気だと判明した場合、初期であれば罹病した部分の茎葉と土を切り取って捨ててください。病気の拡大を防げます。空いた穴には園芸土を入れてください。クラピアが周囲から覆って掘った後が見えなくなります。

08-2. 葉の上に白い粉が吹いたようになっている

・うどん粉病と思われます。乾燥した秋口にまれに発生することがあります。弊社にお問い合わせください。

09.虫に食べられている

09-1. 芋虫

・芋虫が食べることがあります。芋虫用の殺虫剤を使ってください。

09-2. コガネムシ

・コガネムシが卵を産み、幼虫がクラピアの根を食べ、結果として葉が枯れてくる事例が寄せられました。コガネムシがクラピア寄ってきているのを見かけたら疑ってください。早期に殺虫剤で対処してください。

10.クラピアに草が入ってしまった。どうやれば草だけ退治できますか?

・先ず草を極力入れなくするには、防草シート併用が最も効果があります。

・入ってしまった場合は、早期に抜き取るのが効果的です。草むしりではどうにも間に合わない状態の場合は、弊社にご相談下さい。

クラピアについての疑問・質問はこちらから
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