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クラピアって何??クラピアの10の特長をご紹介!

ご自宅のお庭などにクラピアをご検討中の方に、クラピアの特長をご紹介いたします。

1.雑草低減

地表面を緻密に覆うことで、雑草種子の侵入を低減する効果が期待されます。

葉が上を向いている芝は、飛来してきた雑種種子が地面に落ちやすく発芽しやすい。地表面を緻密に覆うことで、雑草種子の侵入を低減する効果が期待されます。

幾重にも重なり生育するクラピアは飛来した雑種種子が地面に落ちにくく発芽しにくい。

2.維持管理コストの低減

クラピアは葡萄性で横に広がる性質のため芝生よりも定期的な刈り込みを低減できます。緻密に覆うことで雑草低減効果も有り、他の地被植物より維持管理コストを低減できます。
下図ではクラピアの導入コストが芝よりも高いですが、、毎年のランニングコストが安いため、3年目以降からのトータルコストはクラピアの方が安くなっていきます。
*導入コストにはプロによる工事費を含んでいます。

3.土壌流出防止

写真のように芝と違いクラピアの根は土壌深く張り、根量が多いことが特長です。
この根が地下深くまで直根を伸ばすことで土壌をしっかりと抑え、法面保護や土留めにも適します。根が地中深く伸びるので乾燥に強くなり、全面被覆後は水やりは不要になります。

こんな急斜面でもクラピアが繁茂すれば土壌をしっかり押さえて流出させません


左:クラピア 右:芝


クラピアの地表面近くの根の密集写真。土を洗い流してもこれだけの量の根が密集しているので効果的に土の流出を抑えます。

4.繁殖スピード

繁殖するスピードが速く、芝の約10倍の速度で広がり、地表面を覆います。

生育経過

写真:クラピア9cm苗 4苗/㎡

5.耐塩生

クラピアの原種は海岸沿いで自生し、元々耐塩の高い特性を有しています。

 

海水の飛沫がかかる海に極めて近い所でも平気なので、緑化を諦める必要はありません。この現場写真は台風を何回か経験した後のものです。但し、海水が連日大量に掛かり続けると、衰退、枯死の可能性があります。

6.不稔性種子

クラピアは品種改良の過程で種をつけないようにし、その個体を増殖して増やし続けています。
種をつけないので、意図しないところに種で勝手に広がってしまうことがありません。
クラピアは日陰では生育が遅くなり、完全な日陰では衰退します。背の高い他の雑草の陰になると広がれなくなります。

●種で広がらない。
●日陰に弱い。

この2点により、植栽地を逸脱して環境を汚染するリスクが低い植物といえます。

7.耐踏圧性

芝生が擦り切れる場所では、クラピアも擦り切れてしまいますが、成長力の強いクラピアは短期間に回りから再生し被覆します。
クラピアは踏まれると葉が小さくなり、より緻密なマット状に繁茂し、花数も少なくなります。

スポーツ用途には適しませんが、庭に植えたクラピアの上を歩いても擦り切れることはありません。
※防草シートを併用するとシートなしで直接植えた場合と比べて根の張り方が少なくなるため、踏圧性はやや低くなります。

8.多年生植物

日平均気温が10℃以下になると休眠に向かいますが、翌春には芽吹いて花を咲かせます。


冬でも暖かい地域や、南側のり面で日照のよい所などは、完全に休眠しないこともあります。


野芝と比べると休眠する時期が遅く、緑の期間が長く楽しめます。
奥の緑がクラピア、手前の枯れているのが野芝で3月の様子です。クラピアは南法面で条件が良いですが、野芝とこれだけの耐寒性の差があります。

9.防草シートの耐用年数を伸ばす

防草シート単独で使っている場合、紫外線劣化により防草が破れシートの交換が必要になります。クラピアを防草シートと組み合わせた場合、クラピアが防草シートの上に広がって紫外線を遮るのでシートの耐用年数が伸びます。
シート単独よりクラピアを併用したほうが、長期でのコスト削減効果があります。

10.美観の向上

花を刈らなければ美しい花畑になり、春夏の間月一回刈ると芝生のような均一な美観を作れます。1つの植物でどちらも楽しめるお得な植物です。

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