クラピアの植え時&お世話カレンダー
クラピアを初めて植える方にも、すでに植えて下さっている方にも、植え時から季節ごとの育て方のポイントをわかりやすくイメージ頂けるようカレンダーを作成しました。
グランドカバー植物の中でも比較的お手入の手間がかからないクラピアですが、植物=生き物ですので、季節ごとに必要なお世話をしてあげることで毎年美しい生長を見せてくれます。
理想のお庭づくりのヒントとして、ぜひご参考下さい。
1.クラピアのお世話カレンダー
植え時について
クラピアは年間を通して生産~出荷されていますので、通年を通してご注文頂く事は可能です。
クラピアの生長には「平均15℃以上」の気温が必要となります。それ以下ですと植えても広がらず、更に気温が下がってそのままにしておくと乾燥や寒さで根が凍死してしまう恐れもありますので、特に寒冷地や標高の高い地域は春を待って植え付け頂く事を推奨しています。
また、初めてクラピアを植えるというユーザー様についても、植えてすぐ広がる様子を期待されている場合は同様に春以降での植え時を待って頂くほうが管理もしやすく、期待通りにスピーディーに被覆する様子をご覧頂けます。
これからはじめるクラピアのお庭づくり
植え時に向けてクラピアのお庭づくりを考えている方は事前準備からスタート。
土壌など植栽環境を把握して備えることで植えてからの生長もスムーズです。
準備のイメージができたらどの品種にしようか?それぞれの特長を見てみましょう。
クラピアのお世話とタイミング
基本のお世話
クラピアが一度全面に被覆した後のお世話は、「追肥」と「刈込」が基本です。
①追肥
休眠が明けて芽吹きの頃に追肥を頂くことで、芽吹き後の生育が旺盛になり、被覆も進みます。
肥料は元肥と同様「有機一発肥料」をご使用下さい。
▽有機一発肥料商品ページ
https://kurapiajapan-shop.com/?mode=cate&cbid=2583070&csid=0
②刈り込み
全面に被覆した後、梅雨前から夏にかけてが刈り込みの時期です。毎年、1回/シーズン刈り込みをすることで分枝が進み、健全な生育を維持できます。
生育が旺盛な場合は、梅雨前に1度刈り込んで草丈を低くして頂くと多湿によるムレの防止にもなります。
刈り込みは、市販されている芝刈り機の中でも「ロータリータイプ(刃が横に回転するタイプ)」をご使用下さい。
伸びすぎた状態(草丈10cm以上)で刈る場合は、芝刈り機ですとクラピアを押し倒してしまい、うまく刈れませんので、10cm以上まで伸びている場合は、園芸用トリマーや、除草用刈り払い機で刈り込みます。
刈り取ったクラピアはそのままにせず、集めて廃棄してください。
《刈り込みの頻度でお好みの仕上がりに》
クラピアの生育維持ということですと「1回/シーズン」でも問題ありませんが、刈り込み頻度によってお好みの景観を楽しめることもクラピアの魅力です。
クラピアは刈り込むことで葉も小さくなり、より密な状態になりますので、より緻密なグリーンカーペットの仕上がりを好まれるユーザー様は、花が咲く前に1度/月のペースで刈り込みを行って下さい。
また、5月~8月の開花時期は、チョウやミツバチなども訪れます。小さなお子様がいらっしゃるご家庭などですとミツバチの来訪をご心配されるケースもありますので、そのような場合は花が咲かないよう、蕾がついたら刈り込みを行って頂くことを推奨しております。
経過や状況によって推奨しているお世話
基本のお世話に加えて、経年によって必要になるお世話や、寒冷地など環境によって推奨しているお世話もあります。
①エアレーション:2年目以降や、水はけの悪い土壌に推奨
クラピアは、排水性が良く、適度な保水性のある土を好みます。植え付けから年数が経過すると、当初は水はけの悪さを感じなかったという土壌でも、踏み固められて土が締まった状態になることで徐々に水はけが悪くなると、土壌に酸素が供給されなくなって根が健全に生育できず、木質化や生育不良など地表部にも影響が出て参ります。
そのような状況を改善するために「エアレーション」を行って頂くことを推奨しております。
エアレーションによって締め固まった土をほぐして、酸素が届きやすい環境に整えてあげることでクラピアが元気を取り戻して元気に生長してくれるようになります。
▽エアレーションについてはこちらの記事をご参考下さい
②お礼肥え(秋の追肥):砂の多い土壌、やせた土壌に推奨
肥料分が流れやすい土壌の場合は、秋に”お礼肥え”をするとクラピアが再び活性化し、休眠に入る時期が遅くなります。翌春の芽出しにもプラスになりますので、夏が過ぎてクラピアの元気がないという場合にもお試しください。
③寒さ避け:秋以降での植え付け、寒冷地や高地の場合に推奨
寒冷地で越冬の心配がある場合、寒さ対策を施して頂く事でクラピアが越冬して翌春も芽吹き、生長できる可能性が高くなります。
クラピアの株元を寒さと乾燥から守る対策として、株元に目砂をかけたり、保温・防霜性の透水性シートで覆うなどが一般的な方法です。
▽寒さ避けについてはこちらの記事をご参考下さい
寒冷地でなくても、10月以降~冬季に植え付けする場合にも注意が必要です。まだ浅くしか根を伸ばせていないまま休眠期を迎えると、根や茎が乾燥や寒さに負けてしまう事もありますので、目砂などで保護をしてあげてください。
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