「クラピア」商品紹介
クラピアの品種と、生育をサポートする肥料をご紹介します。
鮮やかなグリーンと、小さな可愛いらしいお花をつけることが特徴の「クラピア」。
雑草の侵入を抑制し、夏には地表温度を下げる効果も高い環境に配慮した植物として、また、美しい景観を楽しめることから、芝生に代わるグランドカバー植物として注目されています。
クラピアの品種や特徴と、推奨肥料をご紹介します。
1.「クラピア」の品種と特徴
グランドカバーとして定評頂いております「クラピアK7」「クラピアK5」の2品種に加えて、鮮やかなピンク色の「クラピアK3」が加わりました。
クラピア「K7」
◉花色:白色
◉葉色:濃い緑
◉耐寒性品種
◉改良在来種の選抜種
◉不稔性
◉農水省品種登録番号
第26198号
クラピア「K5」
◉花色:薄ピンク色
◉葉色:淡い緑
◉耐寒性品種
◉交雑種
◉不稔性
◉農水省品種登録番号
第21386号
クラピアK3
◉花色:ピンク色
◉葉色:淡い緑
◉耐寒性品種
◉交雑種
◉不稔性
◉農水省品種登録番号
第28948号
※ピンク系品種「クラピアK5」「クラピアK3」の花色について
ピンク色の色素に関わるアントシアニンは気温の影響により変化します。
夏場の高温時期は「クラピアK5」は白っぽく、「クラピアK3」のピンク色も薄く変化することがありますが、気温が下がることでピンク色に変化していきます。
クラピアK7
前品種S1から選抜した品種で、在来種イワダレソウの改良品種として公共工事でも広く導入頂いています。濃い緑の葉に白色の花を咲かせます。
クラピアらしいグリーンカーペットのお庭づくりをされるお客様が選ばれるクラピアのスタンダート品種です。
クラピアK5
在来種イワダレソウ改良品種とヒメイワダレソウの交雑種で、淡い緑の葉に、薄ピンクの花を咲かせます。「クラピアK7」と比べると花数が多いので、よりお花を多く楽しみたい方に好評頂いています。
「クラピアK7」「クラピアK5」は、いずれも頻繁に刈り込むと花は少なくなり、緻密なグリーンカーペットのような仕上がりになります。
クラピアK3 新品種
在来種イワダレソウを両親にもつ品種からの選抜種で、丸い大き目の葉に鮮やかなピンク色が特長の新品種。
他の2品種に比べて草丈が高めで生長スピードがゆっくり目ですが、お庭のアクセントとしても楽しめる品種です。(シーズン限定生産)
クラピアは「9㎝ポット苗」で生産され、以下のポット数でセット商品として販売しています。平地の場合は「4ポット/㎡」、法面の場合は「6ポット/㎡」を推奨しておりますので、植栽場所の面積(㎡数)を目安に、必要な苗数に近いセット商品をお選び下さい。
「本州・四国」「九州」「沖縄」それぞれ送料が異なるため、配送地域別に商品ページをご用意しています。詳しくは表内の該当地域リンクからご確認下さい。
商品名 | ポット 入数 |
植栽 目安 |
クラピア K7 商品ページ |
クラピア K5 商品ページ |
クラピア K3 商品ページ |
|
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1 | お試し10ポット(肥料なし | 10 | 2.5㎡ | 本州・四国向け 九州向け 沖縄向け |
本州・四国向け 九州向け 沖縄向け |
本州・四国向け 九州向け 沖縄向け |
2 | 20個セット(肥料なし) | 20 | 5㎡ | |||
3 | 40個セット(肥料なし) | 40 | 10㎡ | |||
4 | 40個 + 肥料800gセット ※ | 40 | 10㎡ |
※クラピア推奨の「有機一発肥料 800g」とのセット商品です。
「クラピアK7」「クラピアK5」は推奨苗数(平地:4ポット/㎡)で植えた場合、栃木県小山市で5月植栽の場合、約2~3ヶ月で全面繁茂します。
「クラピアK3」は草丈が高めなため、横に広がるスピードは少しゆっくり目のため他の2品種と同じように被覆をさせたい場合は元肥は必須での植栽を推奨しています。
詳しくは、「クラピアの必要数が分かります!」記事をご参考下さい。
2.クラピアの生長に合わせて効果を発揮する「有機一発肥料」
栄養分の多い土壌の場合は初期活着時の肥料は要りませんが、砂が多い場合や痩せた土壌に植える場合、 植穴に元肥として直接投入して頂くことをお勧めしています。
また、クラピアは小さい苗で植えて、早期に被覆させる植物ですので、少し広がり始めた頃に追肥を行って頂くと生育が進み、肥料切れになると生育が止まりますので、クラピアの生育に合わせて追肥としても使用いただける「有機一発肥料」を推奨品としてご紹介します。
「有機一発肥料」の特徴
800g/袋
約66苗分(元肥の場合)
20Kg/袋
約1660苗分(元肥の場合)
クラピアの生育に合うよう数多くの肥料から選び抜かれた肥料で、植栽時や翌年以降の追肥としても使用できます。
有機肥料と被覆肥料がミックスされていて、クラピアの生育とともに徐々に肥料が溶けだす最適な肥料です。植穴に直接投入しても根が肥料やけしにくく、広がり始めに追肥頂くと1シーズン効果が持続されます。
「800g」と「20㎏」の2種類があり、苗やシートとセット商品も販売中です。
※「有機一発肥料」は同一名称で、配合されている成分量が異なる商品も市販されていますのでご注意下さい。
クラピア用「防草シート」商品紹介
防草シートの併用で雑草抑制効果が倍増、効果と種類を詳しくご紹介します。
クラピアは、ポットで植えて生長し茎葉が全面に被覆をすると地表への雑草の種子の侵入を抑制することから、雑草対策としての効果を発揮します。
その効果を更に向上させて防草効果を高めたい方で、粗放管理を目指す方、元々雑草の多い土壌への植栽の場合、茎葉が全面を覆う間の除草をしたくない場合は「防草シート」を併用した植栽がお勧めです。
防草シートの上で被覆途中のクラピア。全面被覆すると シートは見えなくなります
1.「防草シート」の役割と効果
芝の場合
芝は上に伸びるので、飛来する雑草の種子の着地、発芽を防ぐことはできません。
クラピア+防草シートの場合
クラピアは地表を横に伸びて被覆するので雑草の種の侵入を防ぎます。防草シートを併用すると、地中にある種の発芽も抑えるので外からと地中の双方向から防草します。
「クラピア+クラピア専用防草シート」で、土中にある雑草の種の発芽を抑えることが可能となり、雑草抑制効果が倍増します。
クラピア専用シートは、クラピアの根を通すよう開発されているので、個々のクラピアも問題なく生育でき、雑草の種の侵入をブロック。
地表と地中の双方向から雑草の発生を抑制することが出来るようになります。
防草シートとの併用ができるグランドカバープランツは「クラピア」だけ。これが芝や他のグランドカバープランツとの大きな差です
「クラピア+防草シート」と芝生植栽の比較
< Before > 3月に施工
< After > 2か月後の様子
川岸の両サイドに植栽した際の比較写真。
左側に「クラピアマルチシート+クラピア」、右側に張芝を植栽して2か月後の様子です。
クラピア側は被覆途中でもシートが雑草を抑えていますが、芝側はすでに雑草が目立ってきてしまっています。
2.クラピア用「防草シート」の種類
現在販売されているクラピア用の防草シートは4種類、それぞれクラピアの根を通根させるよう開発されたシートで、クラピアの個々の生育を妨げず被覆させることができます。
市販品の他社制防草シートですと、伸びたクラピアが根を下ろすことが出来ず、クラピアが衰退します。
クラピアマルチシートの通根の様子。
地表に伸びたランナーから個々に出てきた根がシート下まで貫通し、地表、地下共にどんどん生長していきます。
商品名 | 通根性 | 遮光性 | 耐用年数 (目安) |
1㎡単価 (目安) |
特 徴 | |
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1 | クラピアマルチシート | 98% | 7年 | 418円 | クラピア専用オリジナルシート。 通根性、生育サポート効果が一番優れたシートです。 ※「ガーデンシートセット」としてシート固定ピンとのセットでも販売中。 |
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2 | クラピアバイオシート | 95% | 3年 | 600円 | トウモロコシから作られた生分解性のシート。より環境負荷を意識した方におすすめです。 ※クラピア苗とのセット商品「はじめのクラピアセット」、シート固定ピンがセットされた「クラピアバイオシートセット」として販売中。 |
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3 | 植栽シートライト | 96% | 7年 | 205円 | クラピア用シートの中で軽量で、最もお求めやすい価格のシート。広範囲の植栽で費用を抑えたい方に。 | |
4 | 二層構造防草シート | 99.5% | 10年 | 570円 | 2層構造の防草シートで、遮光率も99.5%と一番高く、最も防草性能に優れたシートです。 | |
5 | シート固定ピン (U字型ピン) |
防草シートを地面に固定する為の専用ピンです。 土に刺した後に錆びて抜けずらくする為に、敢えて表面に塗装していません。 各シートの植栽面積に合わせてご購入下さい。 |
※「通根性」は、シート上に広がったクラピアの毛細根の貫通しやすさを表しています。
通根性が高いほど根が土に活着しやすく、生育も良くなります。
※「遮光率」は、シート単品としての遮光率です。クラピアの全面被覆後は更に高い効果を発揮します。
※「耐用年数」は、クラピアと併用し全面被覆したことを前提としていますので、シートが露出している場合は短くなります。
日々受ける踏圧や、植栽場所の環境によっても異なりますので、あくまで商品比較の目安としてご参考下さい。
※「1㎡単価」は、消費税、送料込みの単価を商品比較の目安として掲載しております。商品毎に販売サイズが異なりますので、
詳しくは各シートの商品ページでご確認下さい。
クラピアの根は水分のある場所を求めて発根しますので、植えてからシートの広がったクラピアが根をおろすためにはシートが土と密着していること、シートとその下の土に水分があることが重要なポイントです。
土壌の性質や植栽環境、クラピアを植えた場所の用途や踏圧のかかり方などによって推奨するシートも異なりますので迷った場合は購入前にお問合せください。
除草の手間を省き、より美しい景観を維持する事をサポートしてくれる「防草シート」、ぜひご検討下さいね。
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